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Amazonにない本

タイトル: Schumann the Shoeman
著者: John Danalis

読者: new_be

ISBN: 0702236217(9780702236211)
語数: 1,061語
とても素敵な靴を作る靴職人のSchumann。町に大量生産で安い靴を作る工場ができて職を追われます。町を離れ森で靴屋を開き森の動物たちに靴を作るようになりました。
時間の経過と共に髭が伸びたなぁと思っていたが、まさかそんな事になるとは。コラージュを取り入れた不思議な感じの絵と突然の終焉が、可愛い絵本とひと味違うところだ。100足の靴履いて欲しかった。最後は"... a shoe!"の一言で終わるけれど、それを言った全体的にグレーな男の子が裏表紙ではカラフルに!突き放されて終わったかに思えたが、なんだか救われた感じがする。靴職人も靴を楽しく作っている時はカラフルに、職を失い工場で働いている時はグレートーンで描かれていた。工場の上司もグレーだった。絵本は絵で表現されることが多い。裏表紙に気付けて良かった。見落とすと、ちょっと暗い気持ちで読み終わってしまう絵本かも。
色々な靴の種類、動物についての固有名詞や(靴を表現する)形容詞が沢山出てくる。オーストラリアの作家なのでイギリス英語綴りの単語がよく出る。

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