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タイトル: The English writings of Rabindranath Tagore. Volume four. A Miscellany
著者: Rabindranath Tagore

読者: flocon

ISBN: 81-260-243()
ページ数: 810ページ
語数: 18,495語
インドの詩聖であり、アジアで初めてノーベル文学賞を受賞した
タゴールが英語で書いたもの、
あるいはみずから英語に翻訳したものをあつめた選集です。
プレゼントでもらって、ちょっとした必要があって読みました。

実際の語数はもっとはるかに多いです。
読んだ部分だけ計算しました。

読んだのは、選者による序論、詩、戯曲2篇、エッセイいくつかです。
タゴールの詩はずいぶんまえに日本語では読んだことがありましたが、
戯曲を書いているということは今回初めて知りました。

この巻におさめられている詩はパーソナルなもの、
恋に関するものが多かったのですが、
わたしは、この人については自然についての詩の方が好きでした。

でも、戯曲はなかなかおもしろい感じでした。
現代の日本人にとっては、西洋文化よりも、
実はアジアのほうが異文化なのだなと感じました。
車が動かせないことについて、
王と大臣と聖人と詩人が出てくる戯曲や、
「精神が背景になる」という生そのものを追求した劇中劇のある戯曲。
戯曲中の詩は、結構気に入ったものもありました。

YLについてはまったくわかりません。
読みやすいのですが、かなり神秘主義的な文学作品ではあるので
ふだんの読書傾向によっては読みにくいかもしれません。

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