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バンパイアのグレイに憑依された期間が長くなるにつれ、カレブ／グレイは感覚と記憶を共有し、互いを理解するようになっていく。そこには2人でひとつの共生体のような意識が次第に生まれ始めていた。そんな中、政治的な影響力のある人物がインキュバスによって殺された。アンチ超能力者の政治家による圧力を跳ねのけるためSPECTRは総員で捜査にあたることになり、ジョンはその指揮をとる。カレブ／グレイもジョンと共にインキュバス事件の捜査に関わるが、事件にはアンチ超能力者の宗教団体Fist Godの関与がみえ、さらにSPECTRの調査研究部門のトップがカレブの状況に興味を示すという厄介な状況になってきた。そんな中でジョンは、非人間存在であるバンパイアグレイへの自分の本当の感情に気づく。

パラノーマルファンタジーのM/Mシリーズ3巻。キャラクターの関係や感情のやりとりが深まって変わらず面白いです。1巻から続けて読むのがおすすめ。