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The Burning Land (The Last Kingdom Series)
著者: Cornwell, Bernard(著)
販売元: HarperCollins
発売日: 2010年05月27日
種別: ペーパーバック
価格: ¥1,598
在庫: 在庫あり。
ページ数: 400ページ
Action & Adventure: 3105位
Historical: 3480位
War: 927位

多読国民のレビュー

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2016/11/26 By じょに (評価:4点 / ジャンル:HI / YL:6.0 / 語数:106,950)
2015年にBBC2でテレビシリーズのベースになった Bernard Cornwellのベストセラーシリーズの第5巻目。
主人公こそは架空の人物ですが、こんなに面白く波瀾万丈にドラマティックにAlfred大王時代を物語ってくれるシリーズものはありがたいです。
主人公は35歳くらい。古傷で少し足を痛めているけれど、まだまだ戦士として現役のパフォーマンスを維持しています。
Alfredはいよいよ年をとり、軍事権を握っているのはAlfredの長男Edwardと義理の息子のÆthelred。しかし決断力のないこの二人は、Alfredほどの決断力もなく、南のHarald、北のHaestenと挟まれて、片方を攻めれば、もう片方に襲われるんじゃないかと恐れてビクビクして無策のまま。結局、Alfredが決断をくだします…。
今回はこの南北にせまるVikingたちをWessex・Mercia連合軍がどう排除するかという話になります。しかしいまだにThorをはじめとする神々を信仰する主人公は、クリスチャンなAlfredの元ではなにかとすったもんだし、主人公はAlfredに対する誓いをついに破ってNorthunbrianを目指して、義兄弟ともいうべきRagnarたちの元へ身を寄せたりもします。しかしAlfredの娘であり、いまやMerciaの王妃であるÆthelflaedへ、前作でうっかりたててしまった誓いがここへきて生きてきます。Æthelflaedは軽やかにしなやかに強い女性像という感じで描かれていて、大物感が出てきて来ました。マジメ一徹なAlfredよりÆthelflaedの方がユーモアセンスもあって、主人公とはなにかとよい雰囲気ですよねー。
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