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ジェーン・オースティンの「エマ」のリトールド版。どうしても短くしている分、なぜその人を好きになったのか？という心の動きの部分が唐突になっていることは否めませんが、これまでこの作品を読む機会がなかったのでとっかかりとしてはよかったです。

オースティンの『エマ』のgraded readers。1700 headwordsです。
古典の名作なのですが、未読でした。翻訳本が結構分厚いので読むのをためらっていたのですが、
GRは15000字と短く纏められているので、お話を知るために読むのに丁度よかったです。
世間知らずの可愛いお嬢さんが自分勝手な思いで男女をくっつけようとするのですが、
その過程で自分の間違いに気づき、成長していくというお話です。

ジェーン・オースティンの『エマ』の簡易版。オースティンの英語は1文が長く、わかりづらいのですが、これはとても読みやすい英語で、コンパクトに内容もまとまっています。私は、1996年のG・パルトロ―主演の映画『Emma』も観ていますし、日本語訳の本も読んでいたので、内容はよく知っていたのもありますが、なかなかうまく話しがまとまっていたと思います。しかし簡易版なので、ひとりひとりの心理描写が弱いのは仕方ないとは思いますが、原書にチャレンジする前のウォーミングアップとして読むにはとてもよいと思います。

人物の相関関係図を作成しながら読みました。最初は作らずに読み始めたら、途中で大混乱を起こしたので（笑）。中流階級っていっても、しょっちゅうダンスパーティーやってるし、とても中流とは思えず・・・。出てこないけど、たぶん召し使いとかもいるんだろうなあと勝手に想像して読んでました（笑）。

有名文学作品とのことですが，GRだからかな？イマイチ。
ストーリーは追えるけど，心情描写が細かくないと恋愛モノは難しいのかな？
特にこの小説は登場人物が多いし。どうしてこの女性がこの人に惹かれたのかが納得できず，単なる気が多い女？と思ってしまう。

他社のGRでも出ていて，そちらのほうが良いらしい　です。