多読王国 | タドキストの為の無料読書（洋書多読）管理コミュニティ

Subtle, matured story.

実に11年ぶりの再読、再号泣。

何が起こったかが重要なのではなく、ロバートの詩的な台詞、美しいdescription にうっとりと思いを馳せ、さめざめと泣く。それが私流のこの本の楽しみ方であり、プレスクリプションでもある。
イェーツの詩の引用も良い。

映画は観ていないけれど、映画のあらすじを読む限り、原作とは違う印象を受ける。
英語は語彙だけ見れば地の文はたいへん易しく、それだけみればYL3.5位でもいいのかも知れない。しかしロバートの台詞では少し難易度の高い語彙が使われているのと、文法が全体的に語彙の易しさの割に少し入り組んでいるので、そういう意味ではYL6超えになるのかも。
(3.5hrs)

そこそこ、おもしろかった。

子供たちが母親の過去のゆきずりの恋を母親が残した書き物から知る物語です。母はFrancesca Johnson, 相手は 写真家のRobert Kincaid。クリント・イーストウッドとメリル・ストリープのやりとりよりも、この本からふくらむイメージの方が好きです。

内容は一口に言ってしまえば、中年男女の不倫です。

ただ本人達に言わせれば、不倫ではなくこっちが本物の愛だと言うんでしょうけど、
世間によくある、分別のある不倫だと思います。

ストーリーを追いかけて、飛ばし読みをした箇所がかなりあります。

私には恋愛小説が合わないということが良く理解できる本でした。

途中で読むのに挫折してしましました。
多分、最後まで読めばいろいろ思うことも出てくるのでしょうが、
そこまでたどり着けず疲れてやめてしました。

また機会があれば、読むかもしれません…

不倫、不倫というけれど。背徳だからこそ文学は面白いのだ。
川端康成の名作『千羽鶴』だって不倫ではないか。
てな屁理屈は抜きで、号泣。