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Black Water Lilies: A Novel (English Edition)
著者: Bussi, Michel(著)
販売元: Hachette Books
発売日: 2017年02月07日
種別: Kindle版
価格: ¥765
在庫: 今すぐダウンロードできます。
ページ数: 432ページ
Thrillers: 2208位
Genre Fiction: 7804位
Thrillers: 1291位

多読国民のレビュー

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2020/05/12 By ぶーさーさー (評価:5点 / ジャンル:FI / YL:7.5 / 語数:114,137)
2018年版「このミステリーがすごい!」ベスト10に「黒い睡蓮」が紹介されていました。印象派の画家モネが後半生を過ごしたジヴェルニーが舞台のミステリーだとか・・、美術館巡り好きとしては外せません!、英語版のこちらを読んでみました。

「ある村に、三人の女がいた。ひとり目は意地悪で二人目は嘘つき、三人目はエゴイストだった」と、謎のプロローグで始まります。読んでいくと、ひとり目は村を徘徊する80歳代の老女、二人目は美しい既婚の小学校教師、三人目は11歳の絵を描くのが好きな少女と分かってきます。
冒頭、モネの家の近くの小川の傍で眼科医の死体が見つかる。捜査を開始した警部、そして上記の3人の女性、の4つの視点が切り替わりながら物語が展開していきます。
で、中々この女性たちの関係が見えてきません。何かの違和感が頭の隅に残りつつ読み進めると、70%を過ぎた頃から驚きの怒涛の展開を見せ、最後の場面の一枚の絵を觀ているような余韻のある終末へ・・・。
で、注意です。これ以上の情報は調べずに読むことを強くお勧めします。(ネットでは結構ネタバレがあります。)

なお、印象派画家や美術館などのトリビアやエピソードが至るところに散りばめられていて、ミステリー好きだけでなく絵の好きな方にも強力お薦めです。これを読まずに何を読む?
又、タイトル「Black Water Lilies 」(黒い睡蓮 )は、「モネは黒を除くあらゆる色の睡蓮を描いたが、自分の死を自覚した時、黒の睡蓮を最後に描いた」との噂から来ていますが、何故か黒い睡蓮 の絵が謎の老女の家に掛かっています。

この本を読んでジヴェルニーに行ってみたいと思われる方、パリ・サンラザール駅から鉄道で1時間弱でヴェルノンの街へ、駅裏からバスでセーヌ河対岸に向かい15分程度で着きます。モネの家・庭・池界隈は人が多いですが、少し外れると落ち着いた静かな村で、散歩道も整備されていてハイキングがてら歩いて駅に戻るのがお薦めです。(1時間半位。春には途中に野生のラズベリーなども生えています。)
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