多読王国 | タドキストの為の無料読書（洋書多読）管理コミュニティ

読みにくく感じたのは、自分の教養が弱いせいだったんじゃないかと思う。
多読＝娯楽みたいになっていたんだけど、これは娯楽じゃない。
きちんと腰を据えて読むべき本と感じました。
機会があればもう一度、じっくりと噛みしめながら読んでみたいと思います。

歴代日本人のなかでもトップクラスの英語力を誇ったという新渡戸稲造。といっても、リトールド版だからその神髄は味わえぬが、それでも時々立ち止まりながらでスイスイとは読めなかったし、原著は難しいと聞いたことがあるので、このぐらいが練習にはいいだろう。
内容は、さすがに時代を感じるところもありつつも、概ね今でも十分通ずる。

五千円札でおなじみの新渡戸稲造の著書。攻略英語リスニングで紹介され興味を持ち，ran氏の書評を見てラダーシリーズにした。武士道を通じて西洋から不思議がられている日本文化を説明する本。原著は著者自身の英語で書かれ，著者による日本語版は無い。

意外だったのは，内容的にあまり古臭さを感じさせない事。切腹に代表される極端な部分は流石に大きくかけ離れていたり，美化しすぎじゃないのと思う部分はあるが，恥(名誉)の文化，男女格差の考え方など，今なお同様の事が議論されている。根底に流れているものは明治の時代からあまり変わっていないと思わせる内容。一方で，やせ我慢を求められるような当時の美徳とされる部分は，かなり劣化してきており，その点は少し寂しさを感じる。

最近，中国の「面子」の文化に関する記事を読み，異文化の根底に流れる考え方を理解することの難しさを改めて感じることが出来た一冊。

武士道要約
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