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Ordinary Grace
著者: Krueger, William Kent(著)
販売元: Large Print Pr
発売日: 2016年09月28日
種別: ペーパーバック
価格: ¥3,032
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ページ数: 531ページ

多読国民のレビュー

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2019/05/19 By ぶーさーさー (評価:5点 / ジャンル:HU / YL:7.0 / 語数:103,052)
Cork O'Connorシリーズ1,2を読んでこの作家がとても気に入ったので、シリーズものではない本作も読んでみました。
舞台はミネソタ州の辺鄙な田舎町。(ちなみに作者はミネソタ州在住、Cork O'Connorシリーズもミネソタ州北部の街でした。)
13歳の少年Frank、弟のJake(吃りで金魚のフンの様にいつもFrankについて来る)、父で牧師のNathen、母で社交的なRuth、姉で音楽の才能に恵まれているAriel、の5人家族に起きた1961年夏の ”ある悲劇” が、40年後の現在のFrankの回想という形で描かれていきます。
あらすじはこれ以上書きません。まず読んでみてください。止まらなくなります。
ミステリーですが、家族を描いた、喪失と赦しの物語で、文学作品のような趣もあります。
Robert R. McCammonの「Boy's Life」、Stephen Kingの「The body」(スタンド バイ ミー)、John Hartの「The Last Child」と並ぶ、少年目線でのノスタルジー溢れる傑作です。
これを読まずに何を読む?

なお、「Grace」とは食事の前の祈りを指すようですが、タイトルの「Ordinary Grace」という表現はこの本の後半でただ一箇所に出てきます。ここでもちょっと感動しますが、ああこの本の主人公ってFrankじゃなく弟のJakeなのかな、とも思いました。(何のことか知りたい人はさあ読んでみましょう)
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