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Magpie Murders: the Sunday Times bestseller crime thriller with a fiendish twist
販売元: Orion (an Imprint of The Orion Publishing Group Ltd )
発売日: 2017-06-13
種別: ペーパーバック
価格: ¥ 1,338円 [定価:¥ 1,337]
在庫: 在庫あり。
ページ数: 560ページ
売り上げランキング: 1855位

多読国民のレビュー

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2019/04/09 By magicrose (評価:4点 / ジャンル:MY / YL:6.5 / 語数:147,000)
多読仲間どうしのネタバレおしゃべり会に向けて読了。HorowitzはDiamond Brothersシリーズ以来だから…約10年ぶり? この本は、1冊で2種類の謎解きを楽しむことができます。と同時に、ミステリー作家がどんな風に現実を作品に織り込んでいくのかを垣間見ることもできておもしろいです。2つのミステリーがところどころ重なり合い、登場人物もその分多くなって頭がこんがらかってきますが、楽しみも2倍にふくらんで得した気分になります。その上、1冊の本の中に、作家が書いた自筆の手紙、同じ作家が書いた違うジャンルの作品、その作家のお姉さんの書いたレポート、作家志望の人が書いた作品、作品中に登場する亡くなった家政婦さんの覚え書きなど、さまざまな形式の文章が盛り込まれています。おかげで、どのような文章が読みやすくてどのような文章が読みにくいのか、どのような書き方をすると読み手が意味を勘違いしてしまうのかなんてことまで考えさせられてしまいました。そうそう、細かいことですが、audibleとPBとで、日付や時間が異なっている箇所があり、どちらがあってるのか気になります。まあ、謎解きには関係ない部分なので、どちらでもいいといえばいいんですけど。
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2019/02/21 By Miki (評価:5点 / ジャンル:MY / YL:6.0 / 語数:147,000)
アラン・コンウェイという作家が書いた『カササギ殺人事件』というミステリの原稿をエディターであるスーザンが読むところから物語は始まり、読み手も一緒にその原稿を読まされる。本全体の前半半分はこの原稿である。そして後半ではそれを読んだスーザンが現実世界で起きた謎を調べていく、という筋書き。
プロットは非常に凝っていて面白いが、作中作品の登場人物や出来事と、現実世界(私たち読み手からすればこれも虚構だけれども)の人物や出来事と二重構造のため、混乱しやすいのでよく覚えておく必要がある。メモまでは取らなかったけれども、耳読書ではこれはほぼ無理だと思う。演出上一部手書きの箇所もあり、そこだけは文字が非常に読みにくかったが、私は最初から最後まで音源+紙の本で聴き読みをしたので、苦労なく読めた。

自分の勝手なイメージでは、英国作家の文章はアメリカの作家に比べて読みにくい印象だったが、ホロヴィッツは例外で、この人の文章は大変読みやすい。(そのため、最初は彼をアメリカ人作家だと勘違いしていたほど。)
アガサ・クリスティへのオマージュとも言われるこの作品、whodunnitの正統派ミステリを楽しめた。途中、他の作家の名前が色々出てきたり、作中作品でシャーロック・ホームズばりに活躍する探偵の名がアティカス(アラバマ物語のヒーロー、弁護士)だったり、読んでいて思わずニヤリとするような色々楽しめる仕掛けがあったのも楽しかった。アレックス・ライダーもホラーも面白かったし、ホロヴィッツの作品は今後も追いかけたい。

2019.2.13-2.21
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