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Penguin Readers: Level 4 ON THE BEACH (Penguin Readers (Graded Readers))
著者: Shute Norway, Nevil(著)
販売元: Pearson Japan
発売日: 2008年04月10日
種別: ペーパーバック
価格: ¥880
在庫: 一時的に在庫切れ; 入荷時期は未定です。注文確定後、入荷時期が確定次第、お届け予定日をEメールでお知らせします。万が一、入荷できないことが判明した場合、やむを得ず、ご注文をキャンセルさせていただくことがあります。商品の代金は発送時に請求いたします。
ページ数: 136ページ
Education & Reference: 69274位
Literary: 10240位
シリーズ:Penguin Readers 4

多読国民のレビュー

全件20 人読んだ18 人読書中1 人興味1 人積読0 人
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2016/05/07 By mokux (評価:2点 / ジャンル:SF / YL:4.5 / 語数:8,000)
極限の舞台設定だが、個性味に乏しい人々の日々の生活や雑務、とりとめもない会話を主軸にすえた展開が、だらだらと間延びしていて退屈な印象。
ディティールに注力して人物造形や世界観を緻密に彫り上げようという狙いだろうが、どうもいちいちセンスがずれていて共感できないんだな。

人類が滅亡の時を迎えようとしているのに、なぜか飼いならされた牛のような諦観ばかりが一面的に蔓延する市井の暮らしは、ただただ不自然であり、まったくリアリティというもの感じられなかった。
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2015/08/03 By rachel (評価:5点 / ジャンル:FI / YL:4.0 / 語数:32,655)
他国の戦争によってもたらされた招かざる放射能汚染。
地球全体が放射能によって、静かに静かに死へと向かいます。
いよいよオーストラリアにも死の影が押し寄せてくる中、
不便な生活をしながらも、いつも通り仕事をし、子供を育て、
余暇を楽しむ一組の夫婦を中心に物語は進みます。
近い将来自分は死ぬという事実に直面した時、人は自ずとそれぞれ自分が大切に思っている人、
大切にしているモノ、大切にしている時間と向き合います。
派手さがない分、余計に身につまされるストーリーでした。
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2015/01/31 By ヨツキ (評価:4点 / ジャンル:SF / YL:4.5 / 語数:32,655)
GRとしてはかなり長かったですが、意外と読みやすかったです。

舞台は核戦争によって北半球が殆ど死滅しまった世界のオーストラリア。
核爆弾の直撃は免れたものの、放射性物質の南下に伴って逃れようのない死が迫っています。

設定は過激ですが、物語は家族・友人同士の日常生活の会話を中心に静かに進みます。
自分たちの街では平和な日常生活が営まれているのに、数ヶ月後には確実に全員が死んでしまう。
そんな状況の中で、死を直視できない物、趣味や仕事に打ち込んで忘れようとする者、最後まで家族と過ごそうとする者など登場人物たちの行動は様々です。放射能の恐怖を訴えると共に、どうやって自分の人生や死に向き合うかがテーマの小説だと感じました。
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2014/07/25 By scotoman (評価:4点 / ジャンル:SF / YL:4.5 / 語数:32,655)
コバルト爆弾が使用された戦争のあと、年月を経て地球全体が放射能に侵されていく様子を描いた物語です。各地の放射能被害の実態を調査するため潜水艦に乗り込むメンバーを中心として、その家族や故郷、死に関する選択などが描かれています。
全体的に悲しいお話ではありますが、残された日々を生きていく人の姿が淡々と書かれていて、重い心理描写などがなかったのですらすら読めました。
1957年に出版され、1959年には映画化されているそうです。
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