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親の愛、子の愛、そして綿々と続く愛が語られます。大人が感動する絵本です。

どんなやんちゃな子供もどんどん成長していき、やがて大人になる。
そしてどんなに大人になっても、両親から見たら子供もはいつまでたってもかわいい子供なのだな、と
感じる絵本でした。
どんなに大変な思いをして子育てをしても、両親の愛情はずっと変わらないのだなと思うと、
子供がいない私ですが、両親への感謝の念を改めて感じる作品です。

この本は、結構至る所で紹介されているし、
レビューも好内容が多いですね。
アメリカでは、ほぼ全員が知っているといってもいいぐらいの本のようです。

フレンズでもシーズン10でジョーイがこの本を読み上げます。

まさに親子愛といった内容なのですが、
レビューを見てると、「泣ける」とか書かれているのですが
「泣けません」でした。でも最後は納得の内容で
心がじんわりとしました。まぁ、自分が泣けませんとなったのは
年の制だと思いますが…27歳独身男性向けでは明らかにない本です。

ただ、まだ言葉の話せない子供がいたら
是非、何度も何度も読んであげたくなるような本です。
ちょっと自分には読むのが早すぎたけど
大切に保管して、子供が出来たときに読みたいです。

子供に読み聞かせる絵本としては、最高に素晴らしいと思います！

I'll love you forever,
I'll like you for always,
As long as I'm living
my baby you'll be.

この歌は、もともと、作者Robert Munschさんと奥さんの
死産した二人の赤ちゃんのために作られた歌だそうです。
でも、ずいぶん長い間、この歌は、作者の心の中にあって
実際に声に出して歌われることはなかったそうです。
この歌を歌うと、赤ちゃんを思い出して泣いてしまうから。

そんな、作者自身の悲しい体験から産み出された
けして途絶えることのない、親から子へ、子から孫への
変わらぬ愛のリレーの物語です。

生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこして、
優しく揺らして寝かしつけながら。
その子が魔の２歳児になって気が狂いそうなときも、
９歳の壁の時期で、腹を立てまくってるときも、
第２次反抗期に突入して意思疎通ができなくなっても、
そして、なんと、一人前の大人になって独立した後までも、
夜、こどもが眠りについた頃を見計らっては、抱き上げて、
ずーっと変わらず、母が歌い続ける、この歌。
どんなメロディなのでしょうね？

この本は、こどものための絵本というよりは、お母さんのための絵本です。

もう何年も前ですが、まだ赤ちゃんだった息子にほとほと手を焼いておりました。
１人目の娘とは違って、やることがもうめちゃくちゃ。正直言ってあの頃の私は育児に疲れてました。
そんなとき、偶然本屋で立ち読みしたのが、この本の日本語版でした。
その場で涙が止まらなくて、それ以来、日本語版のこの本は、どれほど私を励ましてくれたかわかりません。

アメリカに引っ越してから、原作が英語だと知り、最近やっとアマゾンで入手しました。
英語で読んでも泣けます。
絵は日本語版の方が私好みですが。