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Memoirs of a Geisha: A Novel (Vintage Contemporaries)
販売元: Vintage
発売日: 1999-01
種別: ペーパーバック
価格: ¥ 1,688円 [定価:¥ 1,876]
在庫: 通常1~2営業日以内に発送
ページ数: 448ページ
売り上げランキング: 24461位

多読国民のレビュー

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2017/01/04 By katoko (評価:5点 / ジャンル:FI / YL:0.0 / 語数:183,000)
英語で書かれているのに、なんだか芸者さんたちが京都弁でやりとりしているような印象を持つくらい、うまく書かれた作品。
全て架空のストーリーとはいえ、戦前はまだ、漁村の子どもが売り飛ばされることは当たり前で、その先に祇園があったのだというのは衝撃的。
そして、どうやってお金のある男たちと関わって行くか、そのノウハウ的なやりとりなども、とても面白い。改めて日本の男女観を考えさせられる興味深い一冊。小説としてもよくできていると思います。
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2016/04/09 By そら (評価:4点 / ジャンル:HU / YL:0.0 / 語数:186,399)
貧しい漁村に生まれた一人の女の子が、芸者を育てる置屋に買われ、先輩芸者からのいじめや置屋のおかみさんからの冷たい仕打ちに耐え、生きていくために一人前の芸者となる前半のストーリー。さらに、後半では、一人の男性を愛したい、愛されたいという願いと、芸者としてそれは許されない運命に苦しみ、もがく様子が主人公の視点から描かれています。

金と権力が全ての世界。ありとあらゆる女の武器を使い、いかに男に気に入られ利用していくか。いじめや嘘、自分につけられた値段、そして裏切り、何ともおどろおどろしい世界ではあります。最後の最後まで、この物語がどう締めくくられるのかが分からず途中から、ドキドキしながら読んでいました。

日本の文化を上手く説明しながら話しを進めていくので、外国の人にはいいかもしれませんが、その部分が私には少し回りくどく感じて、途中、中だるみしてしまいました。が、さすがは評価の高い本。読み終わった後は、「むむむぅ~」と唸り、しばらく結末が頭から離れませんでした。
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2015/01/21 By てつわん (評価:4点 / ジャンル:JP / YL:5.0 / 語数:29,000)
この舞台となる場所近くに6年間下宿していたこともあり、懐かしく読みました。
ちなみに主人公出身地は日本海と思われる漁村。京都の丹後半島にはのちに親戚もできて、こちらも懐かしい思いです。
途中の(やっかみ?からくる)いじめに対抗したり、持ちたい「旦那」と実際の「旦那」との違い、そこにビジネス上の影響者(役人トップ)が絡んでの展開…。
いろいろあって、最後はNYでそれなりに成功する結末にホッとしました。
※表現・単語は非常に易しいものでした。
※作中の地名・小道具名称・コンテンツ名称に違和感を覚えました(ま、仕方がないのかな)が、ストーリーを追うのに際しては抵抗はありませんでした。
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2006/03/13 By ゆう (評価:5点 / ジャンル:HU / YL:7.5 / 語数:186,399)
映画を見る前に原作を読んでおきたかった作品。

描写がとても美しく、アメリカ人作家が書いたとは信じられないほど、日本の習慣や日本人の物の考え方が正確に描かれています。

ストーリー自体は、第二次世界大戦前の大恐慌から戦中、戦後、現代と激動の時代を生き抜いた、一人の芸者・さゆりの半生。
9歳の時に貧しい漁村から祇園に姉とともに売られ、すぐに姉とは引き裂かれ、先輩芸者からひどいいじめを受け続け、ひょんなことで出会った男性への恋心だけをモチベーションに、下働きの娘から、祇園ナンバーワンの芸者へとのぼりつめていくサクセスストーリー。

息つく間もないストーリー展開と、からみあう人間関係に先が気になって、しばしば寝不足になりました(笑)
戦後の日本が立ち直っていく姿もかいま見られて、歴史的な側面からもとても興味深かったです。

ひさびさに読み終わるの惜しい本でした。
最後の1章は読み残して、翌日にじっくり読みました。
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