多読王国 | タドキストの為の無料読書(洋書多読)管理コミュニティ

One Train Later: A Memoir
著者: Andy Summers
販売元: Thomas Dunne Books
発売日: 2006-10-03
種別: ハードカバー
ページ数: 354ページ
売り上げランキング: 551772位

多読国民のレビュー

全件2 人読んだ2 人読書中0 人興味0 人積読0 人
コメントなしも表示する
2020/01/24 By シュバババン (評価:4点 / ジャンル:BI / YL:7.5 / 語数:92,000)
難易度 ギタリストの語彙なんてしれてるだろうと思ったが、読書家らしくなかなか手強い。
内容 ロックバンドポリスのギタリストの自伝。60〜70年代ロック黄金期を色々なバンドを転々とし、様々な国(日本含む)を回ってライブした体験が書かれている。
感想 セックスドラック&ロックンロールが腹に落ちて擬似体験できる作品。特にLSD使用時の宗教的体験の描写はブっとんでいて、ヒッピーブームメントの原動力が垣間見れる。ワンマンバンドのリーダーじゃない方の視点というのもオリジナリティーがある。スティングにギターソロは冗長だからやめろと言われたり、正体不明のキーボーディストを突然連れてこられて幅を利かされたり、自分の作った自信作がフロントマンの駄作を凌いでいるというのに日の目が当たらなかったり、そういう地味な愚痴を聞けるのも面白かった。
thanks機能は会員のみ
2019/12/27 By 905 (評価:5点 / ジャンル:BI / YL:0.0 / 語数:92,000)
The PoliceのAndy Summersの自伝。2007年。

この長い回想でStingとStewart Copelandが出てくるのが半分過ぎてからと、前半生にけっこうな分量が割かれているけど、そこが特におもしろかった。ギターを手にするまでの少年時代や、以降ジャズに熱中するころなど、バンドは好きだったけどメンバーのパーソナリティまでよく知らなかったから興味深いことが多い。

他の2人よりAndyは10歳ぐらい上でロック第一世代に当たるけど、友達や知り合いがビッグになるなか、自分にしっくりくるところが見つかるまで相当な遍歴があったことがわかる。The AnimalsやSoft Machineにも在籍していたプロフェッショナルが、一時は音楽業界から離れてクラシックギターばかり練習していたこと、同じくすでにキャリアのあった2人と出会い、若手に混じってパンクを装いシーンに復帰したと思ったらあれよあれよと大スターになってしまったこと、富も名声も手に入れたのにそれも虚しく、エゴのぶつかり合いでバンドが長続きしないことも予感していたこと、印象的な記述は数え上げるとキリがない。

1983年時点でおそらく名実ともに世界一のバンドだったのに、自ら最後と思って大舞台に立ち、頂点を極めつつお互い袂を分かつところで終わりを迎える。そのため読後感は切ないけど、この自伝発表の1年後、The Policeは期間限定で再結成し、自分も大阪でそのステージを体験できたことを思い返すと感慨深いとしか言いようがない。Stingが飛び抜けて良い曲を書いていたのは確かだけど、彼のソロにはあまり興味がないし、自分はやっぱりバンドとしてのThe Policeが好きなんだな。
シュバババンより thanks機能は会員のみ

このページの先頭へ