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航海中に事件発生。船底に穴が開く。船には数百人の巡礼者が乗っているのに救命ボートは数えるほど。船長、エンジニア、船員だけで救助ボートに乗って脱出することになり、まだ若い船員ジムも・・・・ついていく。当然、このままですむはずはない。無くしたのは船員資格だけじゃない。贖罪を感じ続けながら新たに歩む人生は、一見、世捨人かに見えるが、新天地での彼の人生は辛くても潔い。自分の良かれと思うことに、自分の身や命を犠牲にしつつ、つき進む一生から人間の性善説を信じたくなった。

中盤がとても盛り上がらないのでいかに乗り切ってオチに辿り着けるかという感じ。

航海士のジムは遭難した船の乗客を船に残したまま、船長らと船を脱出して助かったが、後悔のの念にさいなまされて、その後放浪の旅が始まる。

自信に満ち溢れた若者Jim、海の男として航海に出るが
船員の生死に関わる事件が起きた時に、すぐに救助行動できなかった。
困難な状況に立ち向かうことができなかった自分に強い不安を感じてしまう。
その後の航海ではさらなる困難な事件で窮地に。とうとう裁判にかけられてしまう。

その後、世を捨てたJimはジャングルの中で新しい生活を送ることで安住の地を見つけた・・・。かも？

という非常に複雑なストーリー。

複雑な心理描写が簡単な英文で表現されていて、楽しめます。