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Lockwood & Co. The Screaming Staircase
販売元: Disney-Hyperion
発売日: 2014-08-26
種別: ペーパーバック
価格: ¥ 951円 [定価:¥ 959]
在庫: 在庫あり。
ページ数: 416ページ
売り上げランキング: 90318位

多読国民のレビュー

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2015/04/15 By 汐まねき (評価:4点 / ジャンル:FA / YL:4.5 / 語数:92,073)
ファンタジー × 推理小説 × ホラー という三つの要素を備えたYA小説。

ヤングアダルト向けの小説を書き慣れた著者の最新作らしい。これまでにバーティミアスなど、ヒット作を飛ばしている著者だそうで、わたしは今回初めて手に取ったが、純粋に楽しめた。
死がすぐ身近にあるヤングアダルトということで、ハリーポッターの雰囲気もあるが、ハリーポッターシリーズよりもずっとユーモアが効いている。物語としてはいったん完結しているが、最後に次回作へと導くエピソードが織り込まれていて、一話完結の物語以上の壮大な「何か」の存在をにおわしている。シリーズの次作もぜひ読まなければ!という気分にさせてくれる。

この小説のなかのイギリスでは、50年程前からゴーストが関連する死亡事件が多発しており、いまではどの街でもゴーストが嫌うゴーストランプが街角を照らし、夕方には外出禁止令がしかれ、みな夜にはゴーストを恐れて家のなかに閉じこもっている。そんななか、活況となっているのがゴースト退治の仕事で、ちまたには専門の会社があふれている。ゴーストを感じる能力は子どものほうが断然優れている。だから、大人の監督のもと能力のある子どもたちは集められ、ゴースト退治の訓練を受けるのだ。

主人公のルーシーは八歳の頃からゴースト退治の仕事をしている。けれど、最後の仕事で、監督官の失態でルーシーは仲間を死なせてしまった。これ以上、この監督官のもとでは働けないと故郷の街を捨て、ロンドンにやってきた。

けれど、ルーシーはゴースト退治に必要な最後のライセンスを取得できていない。それを理由に、どこの会社にも雇ってもらえなかったが、最後の望みを託したロックウェル社で採用され、ルーシーはロックウェルとジョージという新たな仲間とともに、ゴースト退治に乗り出して行く。

自分自身の能力や判断に疑心暗鬼になったルーシーがロックウェルとジョージとわいわい言い合いながら、少しずつロックウェル社での生活に馴染んでいく姿が微笑ましく、そしてそのやり取りが面白い。しかも、社長のロックウェルが心優しいなかなか良いリーダで、しかもシャーロックばりの推理を披露してくれるのが小気味よい。
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