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The Kite Runner: Rejacketed
著者: Hosseini, Khaled(著)
販売元: Bloomsbury Publishing PLC
発売日: 2011年09月05日
種別: ペーパーバック
価格: ¥2,181
在庫: 通常4~5日以内に発送します。
ページ数: 352ページ
Contemporary: 3150位

多読国民のレビュー

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2020/05/03 By ぶーさーさー (評価:5点 / ジャンル:HU / YL:7.2 / 語数:107,643)
映画「君のためなら千回でも」を観てすごく良かった記憶があるので(既に10数年前・・)、ふと思いついて原作を読んでみることにしました。

主人公はAmir。まだ平和だったアフガニスタンでの子供時代、内戦による脱出とアメリカでの生活、そしてある日一本の電話により再びアフガンへ向かい・・・、と3つの時代に分かれていて、Amir視点の回想という形で語られて行きます。。
準主役というかこの人無しで成り立たないという人が二人。まずは、兄弟同然に育ちAmirを慕う、使用人の息子で1歳下のHassan。そして地元の名士でAmirの尊敬する父Baba。
この3人の関係を軸として、友情・裏切り・妬み・親子愛・償いなどが、のどかなカブール、新天地カリフォルニア、そしてタリバン支配下のアフガニスタンを背景に、まるで実話かと錯覚するほどリアルに描かれていきます。
映画を過去に観ているのですが、一度読み始めるともう止まりません!
特にこの作者、情景描写や内面の心の動きの描写がとても上手く、物語の中にあっという間に引き込まれます。
英語の方もさほど難しくなく強力お薦めです。これを読まずに何を読む?

なお、タイトル「The Kite Runner」は、アフガニスタン各地で行われるkite-fightingトーナメントで、負けて糸の切れた凧を手に入れるために追いかける人達をさします。(Hassanがこの名手で、Amirのために凧を追います)
また、「For you, a thousand times over.」という表現が前半そして最後にでてきます。これが日本版の小説・映画のタイトルにもなっているのですが、前半の方は、kite-fightingトーナメントでHassanが凧を追いかける前にAmirに言う場面、そして最後の方の場面は是非自分で読んでみて確認してください。
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2019/07/21 By ぴあの (評価:5点 / ジャンル:HU / YL:7.5 / 語数:106,895)
読了
哀しくも美しい物語だった。1つ前の章でやめるつもりが、あまりに衝撃的すぎてやめることができなかった。この物語はアミールの償いと成長のドラマなのかもしれない。

偉大な父の元で育ったアミール、痛々しいほど父の愛を求めた少年時代。父に認められた人生最大の日に悲劇はおこり、そこから彼の葛藤が始まる。

舞台はアフガニスタン、アメリカ、パキスタンと史実を交えながら進む。偉大だと思っていた父には大きな秘密があった。その秘密からアミールの人生の新しいステージが始まる。

空に舞う凧、このタイトル。意味深い。

5年前に読んだときに途中で挫折した本をこうして感動とともに読了でき、私自身の成長も感じることができました。
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2019/01/03 By シュバババン (評価:3点 / ジャンル:HU / YL:7.0 / 語数:106,895)
難易度 そこそこ難しい。ジョングリシャムぐらい。
内容 1978年アフガニスタンの少年アミルは、召使いで親友のハザラ人ハサンと暮らしていた。ハザラ人で字を読むことを許されていないハサンを内心、どこか見下していたアミルは、純真なハサンの忠誠心、友情に負い目を感じていた。12歳の時、ハサンがアミルを守るため、ならず者にレイプされるところをアミルが見て見ぬふりをするという事件の後、アミルは親友を見捨てたことで心に深い傷をおい、ハサンに心を閉ざしてしまう。1979年ソ連のアフガニスタン進行により、アミルとその父はアメリカに亡命、ハサンとは生き別れてしまう。
感想 アフガニスタンの悲惨な状況にリアリティはあるのだが、ハサンが「こんないいやついないだろ」というぐらい不自然なほどいい人でキャラクター的なリアリティは感じられず白けてしまった。
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2017/09/15 By mmr (評価:4点 / ジャンル:FI / YL:7.5 / 語数:106,895)
前半のローティーン時代は鬱々としたスローテンポで読みにくいが、後半は冒険もののような展開で読みやすくなった。
描写が非常に緻密で、まるで小説家の主人公が書いた自伝のよう。
過去から現在までがカイトの糸一本で繋がるようなラストが美しい。
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2015/03/30 By あづさ (評価:5点 / ジャンル:HU / YL:8.0 / 語数:106,895)
一気に読んでしまいました。平和な頃のアフガニスタンの生活が生き生きと描かれています。ハッサンとの別れ、ハッサンの子供を救出に行く後半、全編を通して涙が止まりません。何が起こるかあらすじを知らずに読み進めることをお勧めします。
840L
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