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アメリカの子供たちは、お小遣い稼ぎによく家の前でレモネードを売るようですが、
日本では子供が作って売っている飲み物なんて、衛生上問題がありそうで受け入れられないでしょうね（笑）

この物語では、１０歳の兄と８歳の妹が、レモネード売りでバトルを繰り広げます。新四年生のお兄ちゃん、天才肌の妹が飛び級で新学期から同じクラスになるのが面白くなくて、妹に意地悪をしてしまい、そこからは売り言葉に買い言葉。ついにはレモネードの売り上げで勝敗をつけることになるわけです。

アメリカの児童書には、小さい頃から経営などの概念を説くものが多いけれど、この物語も、ただの兄妹ゲンカではなく、損益計算書やフランチャイズなど、商売のイロハが上手に組み込まれています。　シリーズが５冊出ているようです。

①本作
②The Lemonade Crime
③The ball Bandit
④The Candy Smash
⑤The Magic Trap

社交的な兄Evanと2つ下の頭のいい妹Jessie。
夏休み最後の週、兄妹楽しく遊んでいるところに学校からの郵便物が届きます。
なんと、妹が優秀で兄妹そろって4年生になることに！
Evanは勉強が出来ないので優秀な妹と同じ学年になることを嫌がり妹と距離を置こうとします。
Jessieは自分を赤ちゃん扱いする兄に認めてもらおうと色々と考えて、二人で遊んで家の前で
やっていたレモネード売りで競争することに。
人の良さで売り上げを伸ばす兄と、論理的にビジネス展開する妹(^-^;)
危機感を感じた妹がとった行動は。。。

ATOS Book Level: 4.1
Interest Level: Middle Grades (MG 4-8)

勉強はできないが社交的な兄と、数学は得意だけど周りの空気を読むのが少し苦手な妹。
まったく性格の異なる二人が
「どちらがレモネードを売って多く稼げるか」で対決する。

アメリカの子供達って
小学生のうちから道ばたでレモネード売って稼いだりするのね・・
と妙に感心しちゃいました。